この時期によく
「そんな薄着しているから風邪ひいたんだよ」
「冷房に当たって冷えたから風邪引いたんだね」
とか言ったりします。
でも実はそんなこと無かったりします。
ちょっと古い論文ですが、この常識に異を唱える論文が
1958年と1968年に出された。
H.F.Dowling et al." Transmision of the Common
Cold to Volunteers Under Controlled Conditions"
: American Journal of Hygiene(1958)
R.G.Douglas Jr. et al. "Exposure to Cold Enviroment
and Rhinovirus Common Cold" New England Journal
of Medicine(1968)
これらの論文は、かなり多数のボランティア被験者を使い、
厚着、薄着で低温環境に望み、風邪をひく率を出した。
薄着群では低温条件に加えて、さらに鼻風邪のウイルスを
点鼻するという要素を加えています。
結果は
「気温や衣服の条件は、全く風邪の発症率に影響しなかった」
と論文では結論づけられています。
また論文では「風邪のウイルスは寒いところを好むので、
冷えると風邪をひきやすい」という世間一般に広まってる説にも
実験的に否定しています。
(実際には、ウイルスは寒いところを好むというのは真実だが、
冷えると風邪をひきやすいと言うことに関して否定しています。)
暖かくしていようがどうしようが、いったんウイルスが鼻粘膜に
侵入すれば、どんなに免疫が活発であろうと、95%の人は感染し、
その75%が風邪症状を示すと実験結果を示しています。
続きます。
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