整形外科から転院して下さった、52歳男性
正式名称は、肩関節周囲炎、癒着性肩関節包炎などといわれます。
肩関節包滑膜に慢性的炎症が起こり、癒着して滑膜の運動制限を
生ずる。というように云われます。
何故、この症状を発症するかは、未だに原因不明です。
しかし今一番有力な説は、四十肩、五十肩という俗称のように、
好発年齢が40〜50代です。
大人になると子供のように鉄棒にぶら下がったり、毎日キャッチボール
をしたりしないと思います。
そして、人間の腕はつねに肩からぶらさがった状態で、腕の重さは
体重60キロの人で片方約3キロ。肩関節は何もしていなくてもこの重さ
を支えています。
その重さと運動不足が肩の筋肉の血行不良と筋力低下を起こして、
肩を上げると痛い、という症状を引き起こしていると思われます。
ですから、「野球選手が四十肩で肩があがらない為、今シーズンから
サイドスローになりました」という報道を聞かないのは、仕事で使って
いるからだと思います。勿論使いすぎれば、筋疲労を起こし、
切れてしまったりして移植をしなければいけないケースもありますが・・・
続きます。